ただのラブライバーが輝きを見つけた話
精一杯走ってきた。
「ただのラブライバーが輝きを見つけた話」
ワンクッション!
臭いセリフ吐きまくりです。所々間違っているとこもあるかもしれません。記憶力が鶏並みなので……ご了承ください。最初と言ってることが違っても気にしないよって、変な文章でも気にしないよって人だけ、そして大抵の文章でも理解できる自信のある人だけ読んでください。
みなさんはカガライブをご存知でしょうか。調べてみたらすぐ出てきますが、金大LL研発端のµ’s、Aqoursのコピーユニットの総称です。µ’sはχ’s、AqoursはkAqumasと名前があります。私は穂乃果とルビィを担当しています。今回は私がそのコピーユニットに参加して何を得たか、何を見つけたか……私の見つけた輝きについて話していきたいと思います。
まず、私がこのカガライブに出会ったのは去年の初夏でした。私は金大の人ではないのですが、金沢のある大学に通っています。そこで見つけたのがコピーユニットメンバー募集のチラシでした。中にはやりたいけど勇気がなかったり、私には向いていないなどと考え、コピーユニットはできないって考える人もいるんですが、私は自分がダンスが上手いわけでも顔が可愛いわけでもないのを十分知っているけど、「やりたい」ただそれだけですぐに連絡をして、コピーユニットに参戦しました。金大学外からは一人目でメンバーとして5人目が私でした。金大で披露するだけのコピーユニット、まさかこんなに私の人生で大事なモノになるとはこの時は思ってもいませんでした。
最低9人集める。これが何気に難しいんですよね。ラブライバーは多くいても、コピーユニットをやりたいっていう人は本当に少ないんですよ。昔もコピーユニットを私はやりたくて友達に声を掛けたりしていましたが、やっぱりダンス苦手だし…と答える人が多くいたんですよ。そんな中、ダンス未経験の人やラブライブを知らないという人も集まり何とか9人集めることができました。これは宣伝したり、私の力ではなく、このコピーユニットを始めた彼女(ということにしておく)の地道な努力のおかげなんですよね。ダンス未経験の人が参加したのも、本当にすごいと思います。こうして9人集まり、キャラを振り分け、何の曲をやるか決めて、練習に取り掛かりました。
今からもう4ヶ月半前ですね……私は初めての私の通う大学の大学祭でいくつか企画していることがありました。それもあり、10月はとても忙しい日々を過ごしていました。私だけでなく、このカガライブは金大の人以外も半数いました。自分たちの学校のこともあるし、みんながみんなそれぞれで忙しいのはみんな分かっています。そんな中、隙間時間を見つけ練習をしたり、LINEで話し合ったりと多くの時間を彼女らと過ごしました。
しかし、9人もいればみんなが揃うことはほとんどなく、また問題も発生してくるわけです。特にダンス未経験且つ男子となると踊る機会もほとんどないし、ましてや女子の動きにどれだけ近づけさせるかということもあり、この時8曲を予定していましたが、それより少なくなるかもしれない。という状況に陥りました。私としてはなるべく8曲踊りたいけど、みんなの体調が最優先であると考えていました。覚えきれなさそうな人もちらほらいました。
役割を決めていなかったから起こる問題というのもありました。会場設営、ライブ構成、音源提供その他諸々……金沢大学LL研発端で、私たちはただの演者だと思っていましたが、実はそんなことはなかった。音をどうするか、ライブ構成はどうするか、音響機材等はどうするのか……
精一杯走ってきた。後ろも見ず走ってきた。
金大祭当日がやってきた。初めて9人揃ったのが前日。たくさん不安があったし、緊張もしました。私自身、舞台に立つという経験は何度かしているので、大丈夫だと思っていましたが、今までの舞台はステージ上であり、お客さんとほぼ同じの目線に立つことはなかったんですよ。だからたくさんミスもしました。
8曲踊りきりました。音響・照明機材も用意できました。ライブ構成も考えました。
全てが全て成功という形に収まりはしなかったけど、成功に近い形で終えることができました。延べ200人の方が来てくれました。
楽しかった。本当に楽しかった。金大祭のために走ってきた日数はそんなに多くないし、2か月くらいだったけど、本当に素敵な思い出になりました。
カガライブはこれで終わりか……次は来年度だし、今回で最後の人だっています。
帰りのさやかの車の中で私、泣いてしまいました。これで終わりにしたくない。またもう一度、このメンバーで何かやりたい。
今後のカガライブをどうするかについて、集まりました。
それは金大祭の時にあれやりたいこれやりたいと色々言っていたんですが、リーダーであるとれーどおふがそういう勢いに任せて決めちゃだめだからと、日数をおいてから話し合おうと言ってくれたからです。確かに、ノリと勢いでした場合、失敗することはたくさんあるから……Aqoursの4th前の確か木曜日に集まりました。
LINEの方で大体は話し合っていて、動画撮影のみ、またはライブのみ、または両方…でどれがいいかという話を金沢駅前で話し合いました。みんな集まることはできなかったけど、一人は手紙を託していました。
本当に対立しました。でもみんながみんなそれぞれの意見を持っていて且つ他の人の意見が理解できるからこそ,みんな迷っていたのでしょう。ライブも動画もやりたい。一度みんなの意見を聞いてからまたみんなに意見を聞いていました。その中でも私一人だけ、どちらか一方を選ぶことが出来ませんでした。誰よりも時間をかけて悩みました。前に座っていた人はすごく心配そうな表情をしていました(笑)それでも中々決めることができず、急かされることになり、私は相変わらず自分の意見をはっきりと述べることはなく、みんなの意見に合わせるのでした。周りから見たら私が辿り着いた意見に見えたかもしれませんが、実際はまだずっと考えていたかったんですよ。まあ、もう終わったことなのでどうでもいいのですが……
カガライブメンバーの中の一人が私の話を聞いてくれました。LINE履歴が残ってないので何て言われたかはちゃんと覚えてないのですが、あの時私がすごく悩んでいたことが気にかかったらしく、話を聞くよと…私なりにまとめることの難しい考えを頑張ってまとめて話しました。今思えば本当何を言っているんだというような文章でしたが…
(本当にありがとね)その日からカガライブは新しいカガライブへと生まれ変わり始めるのでした。カガライブのみんなは知っていると思うけど、たくさんたくさん話し合った時があったよね。たった一日、数時間でこれからのカガライブをどうしていくか、誰が引っ張っていくかたくさん話したよね。
精一杯走ってきた。後ろも見ず走ってきた。これからも私は走り続ける。
動画もライブもやろう。まずは動画に向けて走り出しました。その後はなんだか色々とスムーズだった気がします。リーダーを決めたからでしょうか。みんなの心境の変化でしょうか…?1stカガライブ打ち上げ兼忘年会も楽しかったね。色々反省会とかもしたかったけど、結局は楽しい想い出だけになった気がしますけど。スノハレとハピトレは結構すぐに決まったけど、ライブの楽曲だけは中々決まらなかったよね。何曲するかっていうのもまず決まらなくて、どれを優先的にするかも決まらなくて…それぞれのキャパも考えると…でリーダー間でもすごく話し合いました。嫌になるほど話し合って、投票もやって、私はその時、演劇も抱えていたのでほとんどの時間をカガライブor演劇or学校で費やしていました。だからこの時期私全く絵を描いたりしてないんですよね…でもそれもいい想い出ですよ。
ライブの楽曲も決まって、ライブの日にちも決まって、動画撮影の日にちも決まって、みんなが一緒に走り始めたのが今年に入ってからなんじゃないかなと思います。カガライブの聖地を言われるもてなしドームや、新しい練習場所俵スタジオで練習をしました。やっぱりダンス経験者と否では覚えるスピードやクオリティにも差が出るのは当たり前になってきます。だけど、ダンスが得意な人は苦手な人に教えてなるべくクオリティの高いモノにしようと頑張ってきました。動画を撮影するにあたって、一番ダンスが上手い人が納得できるものじゃないといけないみたいな空が出来ており、それはダンスがあまり得意じゃない人にとっては大きな枷となったでしょう。でもそれはある程度であり、とてつもなく高いクオリティを求めるものではなかったりと、意思疎通ができてないとこも結構ありました。それでカガライブ内での対立もあったけど、そうやって対立したからこそどんどん上手く、仲の良いものになっていったんだなって……私はあまり対立することが好きじゃないし、対立するくらいなら自分の意見は失くしてしまえばいいと思うときもありましたが、言った。言ったぞ!!勝手に動くということも度々ありましたが、それは私が話し合いを苦手としているからです。またそこについての記載は後程……
動画も撮った。ついにライブだ……実はライブの場所決まったのがほんの2週間前くらいだったんですよ。ずっとずっとライブ場所が決まらなくて、いい場所はもう予約が入ってて、そこらへんは動き始めが遅かったのかなって思います。けどこの時私は少しの苛立ちもありました。どうしてみんなは動かないんだろうということです。探すということはしてくれた人はいてもそこに直接言って話をしてくるという人は中々いなくて、だからこそ決まるのに時間がかかったんじゃないかって……これは言うことじゃないのかもしれないけど、また後程……今は取り敢えずカガライブの話をしましょうか。
ライブ3日前から、大分走りました。3日前は朝から夕方までダンス練習をして、2日前は設営、1日前も設営でたくさん時間を使って、1日前は4人でお泊り会もしました。って言ってもみんなで作業するだけの時間でしたが、一人で作業するよりも断然楽しいですね。そしてライブ当日……人が来るのかそれが一番不安でした。ライブをするか動画をするかの話し合いをしたときに人が来ないかもしれないからライブはちょっとという意見もありました。けど、最終的に20人近くの人が来てくれました。10人いればいい方だと思っていました。4人くらいだったらとれーどおふに「だって!四捨五入したら0なんだよ!」と言ってもらおうかと思っていました。最終的にこれは成功で終わったのではないでしょうか。このたった1日が、私の人生においてとても大きい存在となりました。
これが私の知っているカガライブです。
(私自身の話も書きたかったけど、またいつか)
ラブライブっていうコンテンツは本当にたくさんのモノを私に与えてくれました。それはラブライブからの直接的なモノだけではありません。ラブライブを通して他の人から貰うモノもありました。私はこのラブライブとカガライブが大好きなんです……
精一杯走ってきた。後ろも見ず走ってきた。これからも私は走り続ける。
大丈夫……走れるよ。
とれーどおふが演者は降りたけどスタッフとして道を開いてくれる。
Miz.Kがキャラを大事にしていってくれる。
ましろがダンスで先導してくれる。
さやかが各方面で支えてくれる。
つなこが場を明るくしてくれる。
竹丸がみんなを努力家にしてくれる。
そたまきがみんなをまとめてくれる。
ゆーごがみんなの背中を押してくれる。
だからきっと後ろを見なくても大丈夫。
‘18カガライブのみんなの気持ちはずっとここに残ってる。
前だけを見て走っていける。
今が最高だし、未来も最高にしたい。
手を取り合っていてける……そんな仲間に出会えた……
一生のタカラモノなんだって気づかせてくれた。
’18カガライブは幕を降ろした。
これからも走っていくみんなの輝跡としてずっと、ずっと……
今までの過ごしてきた日々が全て輝きだとは言えないかもしれない。
カガライブの輝きは何かは分からない……
けど、私の見つけた輝きは——
‘18カガライブメンバーなんだ